細島港ケーソン
みなさん、こんにちは。
『細島港ケーソン』の現場紹介を致します。
当現場は、宮崎県の県北部日向市の細島工業港の
16号岸壁(白浜地区国際物流ターミナルの水深10m岸壁)の
本体部になるケーソン製作工事です。
施工内容は、
細島港16号岸壁ケーソン製作
N=2函(W=1,188t/函)L=20.0mB=7.8(10.8)mH=12.0m
となります。
製作場所は、
細島工業、白浜地区16号岸壁の背後地で製作を行っています。
近くには中国木材の大きな工場があり、
木材関係のトラック等が多く走っています。
また、この工事は、
当社以外に宮前建設㈱さん、㈱長谷川組さん、大和開発㈱さん と
県内港湾関係の工事を手掛ける会社と安全協議会を発足し
安全に工事を進めています。
今回製作する “ケーソン” とは何かといいますと、
鉄筋コンクリート製の中空の函体で
内部は隔壁によって仕切られています。
今回は、陸上ヤードで製作しますが
フローティングドックという専用台船の上で
製作することもあります。
今回の製作状況を説明していきます。
着手前の状況です。
赤で囲んだ場所でケーソンを8函(4社×2函)製作します。
製作したケーソンは前方の青で囲んだ箇所に設置します。
※今回の工事は製作のみで来年度に設置予定
最初に、ケーソン製作のための函台を製作します。
アスファルト舗装の上に基礎砕石を平均20㎝敷均し転圧します。
その上にコンクリートを厚さ20㎝で打設します。
上の写真は函台製作完了の写真です。
この函台で、当社(左側)と宮前建設さん(右側)が製作を実施します。
次に、函台の上にルーフィングを敷設、1段目の鉄筋を組立てます。
左側がルーフィング敷設完了。
右側が1段目鉄筋組立完了です。
鉄筋組立完了後、型枠を組立てます。
枠組立完了後に
コンクリートポンプ車にてコンクリート打設を行います。
養生完了後に脱枠を行い、次の段の施工に進みます。
鉄筋組立完了後、2段目から5段目まで
型枠の内桝はスライドで次の段にセットします。
スライドで次の段にセットすることで
吊荷を移動する回数を減らし事故発生のリスクを減らします。
繰返し施工を行って、5段目で施工完了です。
5段目まで完了するとケーソンの高さは12mとなり、
高所恐怖症の人は足がすくむ高さとなります。
高さも高くなることから
社員・協力業者の作業員は、フルハーネス安全帯を使用しています。
足場の昇り降りで足がパンパンに張っています。
作業所内では、
“新型コロナ感染対策” にも気を使っております。
↓
<注意喚起看板>
<消毒液>
<体温計>
それから、
「みやざき花いっぱいプロジェクト2020~工事現場に花を飾ろう~」
に参加してます。
現在、
現場では1函目のケーソン製作が完了し、
2函目の製作に進んでいます。
【現在の現場状況】
東側より撮影
西側より撮影
真上から撮影
製作ヤード全体
※志多組のNo1ケーソンは
発注者の見学会があるため足場が残っています。
今回のレポートは以上となります。
この現場もあと残り2ヶ月間、
無事故で完成するよう安全第一で工事を進めます。