合流地区管渠改築工事
皆さんこんにちは。
入社36年目、9月で還暦を迎えた田上といいます。
今回は、
私が担当する宮崎市上下水道局発注の下水道工事を紹介します。
当現場は、橘通東二丁目本町通りに位置し、
老朽化した下水道管を管更生工にて、
既設管と既設管内に新たに設置した管が一体となった複合管を構築する工事です。
1.事前調査
始めに、既設下水道管の調査を行い、
内径や延長・管内の状況を確認し、発注者と協議を行います。
施工前の状況ですが、かなり老朽化しています。
2.前処理工
事前調査を行い、
管更生を施工する前に侵入水がある箇所等を急結モルタルで止水します。
3.製管工
前処理完了後、製管作業に取り掛かります。
今回の施工は、
タキロンシーアイシビル㈱のストリング工法で行いました。
最初に、既設管にロックパーツを取付け、補強リングを組立てます。
補強リング組立が完了した後、
LFパネル(高密度ポリエチレン製部材)を設置し、
ファスナー(かん合部材)でLFパネル同士を一体化させます。
(LFパネル設置)
(ファスナー設置)
これでほぼ完成で、
新たに設置したLFパネルの上を汚水が流れることになります。
4.裏込め注入工
製管工が完了したら、
既設管とLFパネルの隙間にモルタルを注入します。
モルタル注入は5回に分けて注入しますが、
LFパネルにドリルで穴を開け、モルタルが充填されたら蓋をします。
これを繰り返し行い管全体にモルタルを注入させ、
既設管とLFパネルが一体化となり複合管の完成です。
(モルタル注入)
(閉塞キャップ設置)
5.管口仕上げ
モルタル注入が完了したら、
上下流両方の管口仕上げを行い工事完了となります。
(完 成)
この現場は、
管の内径が120cmで人が立つことができないため、
しゃがんだままの作業で苦労しました。
作業員のみなさんご苦労様でした(足腰辛そう~)
以上で現場紹介を終わります。
ご覧頂きありがとうございました。