金田地区
みなさん、こんにちは。
今回は、『宮崎10号金田地区第3号函渠設置工事』の現場紹介をします。
当現場は、国土交通省発注の工事で令和6年度供用開始予定となる都城志布志道路に関わる工事です。
主な工事の内容は、都城志布志道路と交差する市道を通すためのプレキャストカルバート(L=30.81m) を設置する工事です。
プレキャストカルバートの大きさは内幅5.0m×内高5.8mで工場製作となるため、製作完了までに50日近くかかりました。
【掘削工】
カルバート設置箇所の掘削は、前業者の地盤改良により土質が硬く、思うように掘削ができずブレーカーを併用しての施工となり、さらに掘削を進めていくと周辺の田んぼの水入れ時期と重なってか、地下水位が予想以上に上昇し、6インチの水中ポンプを4本使用し水替えすることになりました。
※水中ポンプを使用しないと水深1.5m程度のプールになります。
【カルバート据付】
プレキャストカルバートの据付は、1スパンが側壁部と頂版スラブ部で構成されており、当現場では20組の据付を行いました。
220tクレーンを使用し据付を行うのですが、据付にはカルバートの通り・高さをミリ単位での調整が必要で、常時トランシットを設置して確認を行いました。
カルバート据付は4日で完了(1日平均5スパン)することができました。
現在は、プレキャストカルバートの底版・隅角部のコンクリート打設が完了し、カルバート翼壁の施工に向けて足場解体・カルバート周辺の1次埋戻を行っていく予定です。
現場の紹介は以上です。
工事完了まで残り数ヶ月、無事故で現場を進めていきます。
ご覧いただき、ありがとうございました。