熊野排水機場
皆さま、こんにちは。
今回、宮崎県総合運動公園北遊水池1号排水機場改築工事の現場紹介をします。
本現場は宮崎県総合運動公園北遊水池に排水機場の下部を作る工事です。
本工事の目的は近年多発する集中豪雨等による公園内の浸水を防ぐため、
北遊水池に溜まった水を清武川に排出するための工事です。
現場を担当するのは、
現場代理人 海老原、
監理技術者 津村、
担当技術者 大生、戸上、河野
の5名になります。
・本工事計画図
・施工箇所
着手前・・上空より
完成予想
これまでの作業の流れ・・・
①北遊水地に新たに排水機場を作る為、作業範囲を矢板で囲います。
・鋼矢板打設・・遊水池に鋼矢板を圧入(ノンステージング工法)
ノンステージング工法は圧入工程に関わる施工機械すべてが完成杭の
天端を作業軌道として進んでいく工法です。
【ノンステージング工法】
・鋼矢板打設状況
・鋼矢板打設完了・・274枚
②鋼矢板打設完了後、矢板で囲った中の水を排水し、排水機場の基礎となる鋼管杭を打ち込みます。
・鋼管杭φ600 圧入(NSエコパイル工法)
NSエコパイルとは、鋼管の先端にらせん状に加工した鋼板(羽根)を溶接付した鋼管杭です。
全旋回機等で鋼管を回転して圧入する工法で、地盤を掘削し低騒音、低振動、無排土などのメリットがあります。
・鋼管杭圧入状況
・鋼管杭鋼板(羽根)
③鋼管杭圧入完了後、構造物の床付け面まで掘削を行います。
・土工事・・掘削約4m
水替作業、崩土対策を行いながら掘削作業していきます。
・掘削状況
水替作業
この水替作業は、現在も続いており常時排水(24時間)で行っています。
大雨時にポンプが止まったりすると、現場が水没してしまうため、大雨時等は監理技術者が常に排水状況を確認しています。
④土工事完了後、排水機場本体の製作を行います。
足場を設置し鉄筋・型枠組立、コンクリート打設作業をしていきます。
・鉄筋組立完了
・型枠組立完了
・コンクリート打設(ポンプ打設)
現在も開水路、排水機場の鉄筋・型枠、支保工の組立、コンクリート打設作業を行っている所です。
3D模型の紹介
・最終的には下図のような構造物が出来上がります。
現場はこれから
構造物工事 → 二回目の鋼管杭圧入(37本)
→ コンクリート工事 → 護岸工事
→ 鋼矢板引抜き
という流れで完成となります。
今後も暑くなっていきますので熱中症にならないよう頑張っていきたいと思います。
皆様も熱中症対策を行い最高のサマーライフを送ってください。
現場代理人さんのサマーライフ
ご覧いただきありがとうございました。